AKG K701 レビュー

サブのヘッドホンとしてK701を購入したのでメインで使っているSONY MDR 7506(以降7506と表記)との比較も交えてレビューしていきます
私が購入した時は18000円でした

付属品はシンプル  台座と変換プラグだけ

 

付け心地
かなり良い
軽く感じるし7506より自然に付けていられる  側圧は7506と同じくやや弱め~平均的だと感じる人が多いと思う 
ベロア生地のイヤーパッドも気に入った  ヘッドバンドの長さが自動で調節されるので助かる
旧モデルのK701と同じく現行モデルでも長時間付けていると頭頂部が痛くなるとのレビューもあったが特に気にならない
気になる人は改造すると良いと思います 
例として 
頭頂部に当たる部分にマスキングテープを貼る→その上に強力な両面テープを貼る→そこに適当なスポンジを貼る 
みたいな方法が有効そうですが試していないので自己責任でお願いします
両面テープをそのまま貼るのは汚い跡が残りそうなのでおすすめしません

音質
とても良い
低音はやはり密閉型の7506の方が上  このヘッドホンも出ていないわけではない
モニター用途では7506の方が優秀だと思われる   私はリスニング目的で買ったので問題なし
オーディオインターフェイスやヘッドホンアンプの重要性は7506よりかなり上

空間表現
開放型らしい広さ
当たり前だが7506よりこちらの方が広い
7506が密閉型モニターヘッドホンの中でも狭めというのもある

遮音性
開放型なのでほぼない
音漏れも激しいが近所迷惑にはならない程度だと思う
それでも深夜に大音量で聞くのはやめた方が良い

まとめ
2万円以下で良い音を出してくれるので満足です
ただこの価格帯のAKG製品は断線報告(しかもケーブル部分ではなくヘッドホン内部の断線)が多いのでそこが心配です
耐久性については何年後かに追記したいと思います

密閉型モニターヘッドホンのみで作業をしている人は一度開放型も購入してみるのをおすすめします
モニタースピーカーは騒音の問題や理想的なセッティングが難しいという理由で持っていない人もいると思いますので、そういった場合にも開放型モニターヘッドホンが役に立ちます
もちろんスピーカーには及びませんが空間系の調節という用途では密閉型より優秀な物がほとんどなので使い分けるとだいぶマシになるはずです
開放型の方が長時間のリスニングや作業にも向いている事が多いですからね