使用したケーブル
MOGAMIの2319 5m(2mと3mに分けて作成)
1m90円と非常に安いが品質はしっかりしている。
ケーブルのメーカーに特にこだわりがないならMOGAMIかCANAREの物がおすすめ。
両方安くて無難。
使用したプラグ
ノイトリックのストレートとL字型1個ずつ 左側 クラシックプロのストレート2個 右側
ノイトリックの方は片側をL字にしたが、プラグは両方ストレートの方が安くなる。(といっても数百円程度だが)
使用してみた感想
ガッチリ固定してくれるおかげで多少はんだ付けが雑でもトラブルが発生しづらいノイトリックのプラグを強くおすすめする。
さらに公式サイトのマニュアルで被膜を剥く際の適切な長さが指定されているので初心者でもスムーズに作れる。
クラシックプロを使用する場合は絶縁チューブで補強すると少しはマシになるかもしれない。
かかった金額 (はんだ付け用の道具を除く)
MOGAMI 2319 2m 180円 クラシックプロプラグ2個 300円 計480円
MOGAMI 2319 3m 270円 ノイトリックプラグ2個 1200円 計1500円
基本的にはシールドケーブルよりプラグの方にお金がかかる事が多い。
作業手順と注意点
はんだ付けは屋外、もしくはよく換気して行う。
鉛フリーはんだを使用している場合でも煙(ヒューム)は吸い込まない方がいい。
使い捨ての手袋とマスク、ゴーグルを着けると良い。
作業が終わったら手をよく洗う、またはシャワーを浴びる。
楽器趣味で年に数回はんだ付けする程度なら、ここまで神経質にならなくても健康問題になる事はないとは思うが念のため。
一応火傷や火災にも注意。
L字プラグで作成する際に気を付ける事
はんだ付けする時にケーブルの巻き癖が付いている方向に合わせて付ける事。
そうしないとケーブルをまとめた時にプラグだけ変な方向を向いて邪魔になる。
ケーブルには電気が流れやすい方向があるらしい
文字として正しく読める方向がそのまま電気が流れやすい方向らしい。(例えばケーブルにMOGAMIと書いてあればMからIの方向に流れやすい。)
そのため楽器側にL字を付けたいならMの方に付ける。
正直これは特に気にしなくても良いとは思うが一応。
プラグメーカーのホームページなどを見てマニュアルを探す
無くても出来なくはないがあれば作業がスムーズに進む。
プラグの部品を通しておく
これを忘れるとはんだ付けがやり直しになるので早めに通しておいた方が良い。
被膜を剥く
この作業はワイヤーストリッパーが無いと難しく、慣れないうちは芯線を1本だけ切ってしまったり傷を付けてしまう事が多い。
何度もやり直したくないならワイヤーストリッパーを買っておくと良い。
値段は2000円くらいだがあれば作業が非常に楽になる。
内部の黒い被膜も導線に触れると不具合が発生するのでしっかり剥いておく。
はんだ付け
素早く正確に。
繰り返すが煙と火傷には注意。
ケーブル側、プラグ側に予備はんだをしておくと作業しやすい。
私は多少汚くても正常に動作したらセーフとしている。
ケーブルを固定して終了。
テスターがあるならここでテスト。
テスターがないなら使いながら慎重に確認。
不具合があった場合はすぐに使用を中断し、作業をやり直す事。
完成品
左がノイトリック3m、右がクラシックプロ2m
感想
安くて普通に使える物が作れたので満足。
ケーブルは自作すると市販品より安く、長さも自分で調節できて先端のプラグも自由に選べるので自作できるならした方が良いです。
自作の難易度的にも傷つけないように被膜を剥いて数回はんだ付けするだけなので慣れれば楽です。(仮に失敗してもやり直しが楽)
ただしはんだ付けの際の煙や火傷には十分に注意してください。
いつかはベース用プリアンプの自作にも挑戦してみたい。